2015 年よりウィーン・フィルハーモニー 管弦楽団およびウィーン国立歌劇場管弦楽団首席ファゴット奏者。これ以前はベルリン・フィルハーモニー管弦楽団にて首席コントラファゴット奏者を務めた。ミュンヘン国際音楽コンクール、ベートーヴェンリングなど、数多くの著名なコンクールでの受賞歴を持つ。 2014年以降は「Püchner Artist」として使用楽器であるピュヒナー社のファゴットを広める活動を熱心に行い、ファゴットのアンバサダーとして従来の作品の再発見や新作委託を通してファゴットの作品拡充に取り組んでいる。
ソリストとして、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、シュトゥットガルト放送交響楽団、ミュンヘン室内管弦楽団、ウィーン室内管弦楽団、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、リヨン国立管弦楽団など著名なオーケストラと共演、ヴィヴァルディ、サン=サーンス、ジョリヴェ 、 シュトラウス、パガニーニ、 さらに現代作品まで幅広いレパートリーを持つ。 2021年にベルリン・クラシックより アルバム「impressions」をリリース。セリム・マザリと共演しファゴットとピアノのための作品を収録、ドイツ・レコード批評家賞を受賞。その後も継続的にモーツァルト、フンメル、ヴァンハル、 M.ハイドン、 J.C.バッハの協奏曲のアルバムをリリース、最新盤は 2024年のヴィヴァルディのファゴット協奏曲全集の第1集。室内楽奏者としては、2020年にダニエル・バレンボイム、エマニュエル・パユと共演、ベートーヴェン「ピアノ、フルートとファゴットのための三重奏曲」を収録、ワーナー・クラシックよりリリースされている。ウィーン私立音楽芸術大学では教鞭をとり、世界中の著名な音楽大学でマスタークラスを行っている。
幼少期にギターとクラリネットを学んだ後、2003年よりファゴットを始め、ヴェルサイユ音楽院を経てリヨン国立高等音楽院を卒業、ハンス・アイスラー音楽大学、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のカラヤン・アカデミーにて学ぶ。カルロ・コロンボ、ジン・ピニョリ、フォルカー・テッスマン、ダニエル・ダミアーノに師事。