昭和音楽大学および大学院、昭和音楽大学短期大学部の弦管打楽器専攻の学生から選抜されたメンバーによって編成された吹奏楽団。世界各国で生まれた新作を中心に「芸術性の高い吹奏楽作品」に取り組み、ウインド・ミュージックというジャンルが持つアーティスティックな可能性を追求している。定期演奏会および学内外の演奏会にて発表の場を持ち、また学生の自主公演など幅広く活動している。2015年にはアメリカ・カリフォルニア州サンノゼで開催された「世界吹奏楽大会(WASBE)2015」に日本代表として招かれ出場。プロに準じたレベルと認められ、最終日に2時間の演奏枠で出場し、世界の吹奏楽関係者を魅了した。米国を代表する吹奏楽指導者ユージーン・コーポロン氏を常任指揮者として招聘し2000年より毎年公演を重ね、20タイトルを超えるライヴ録音CD(最新作は昨年度公演「グリム童話」)がリリースされている。また、ブレーン社による全日本吹奏楽コンクール課題曲クリニックDVDにおいて2009年よりモデルバンドを務めており、日本吹奏楽指導者協会(JBA)総会での演奏会が好評を博すなど、日本全国の吹奏楽指導者からも注目されている。
指導には、時任康文氏(指揮者)関口仁氏(元東京佼成ウインドオーケストラ・コンサートマスター)、大倉滋夫氏(元新日本フィルハーモニー交響楽団首席トランペット奏者)、加藤明久氏(元NHK交響楽団クラリネット奏者)、後藤洋氏(作曲家)をはじめ第一線で活躍する演奏家らが担当しており、日々演奏研究を重ねている。