ブエノスアイレス生まれ。世界最大のオペラ劇場の一つ、テアトロ・コロンの芸術大学に学び、2004年同国スティミュラス賞を受賞。次いでパリ・オペラ座アトリエ・リリックへ進学してセルクル・カルポー賞、オペラ座振興会賞等を獲得した。2005年「声楽のオリンピック」と評されるドイツの世界オペラ歌唱コンクール「新しい声」でグランプリを受賞。2007年メクレンブルク=フォアポンメルン音楽祭ソロ・アーティスト・オブ・ザ・イヤー受賞。以来、パリ・オペラ座、ガルニエ劇場、レンヌ歌劇場、ディジョン歌劇場、サン=ティエンヌ歌劇場、マドリードの王立劇場、ブリュッセルの王立モネ劇場、テアトロ・コロン、ベルリン国立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、オペラ・コミック座、ベルサイユ王立歌劇場等一流オペラハウスへ出演。
「フィガロの結婚」のスザンナ、「ドン・ジョヴァンニ」のツェルリーナ、「コジ・ファン・トゥッテ」のデスピーナ及びフィオルデリージ、「皇帝ティートの慈悲」のセルヴィリア、「愛の妙薬」のアディーナ、「ドン・パスクァーレ」のノリーナ、「ラ・ボエーム」のムゼッタ、「魔笛」のパパゲーナ、「ザネット」のシルヴィア、偽の女庭師「セルペッタ」、「秘密の結婚」のエリゼッタ、「月の世界」のクラリーチェ、「復活」の天使、などの役柄を演じている。
ラ・ナシオン紙が「アルゼンチンの最も素晴らしい新たなる声」と絶賛した若手ソプラノの逸材で、パーヴォ・ヤルヴィ、トーマス・ヘンゲルブロック、マルク・ミンコフスキ、エマニュエル・アイム、トーマス・レスナー、トマーシュ・ネトピル、ローレンス・フォスター、リッカルド・ミナーシ、フィリップ・ジョルダン等名指揮者、バイエルン放送交響楽団、パリ国立歌劇場管弦楽団、パリ管弦楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団等著名楽壇の数々と共演を行なっている。
Audax records レーベルより「美しき知られざるカンタータ」をリリース。Virginレーベルよりリリースされた、パーヴォ・ヤルヴィ指揮パリ管弦楽団のフォーレ作品集や、エマニュエル・アイム指揮ル・セール・コンセール・ダストレの「偽の女庭師」D V Dにも参加している。