2021 年にオペラ・デビュー30 周年を迎える中嶋彰子は、今までに 52 の主役級オペラロールを上演した、国際的ベテラン・ソプラノ歌手である。北海道生まれ。15 歳で渡豪し、シドニー大学・音楽院を卒業。1990 年、全豪オペラ・コンクールで優勝し、同年、シドニーとメルボルン、両オペラハウスでオペラ・デビューを果たす。92 年、イタリア・ナポリのサン・カルロ歌劇場にてオペラ『ラ・ボエーム』のムゼッタ役で欧州デビュー。同年、オーストリアのインスブルック国際バロック音楽祭に出演し、中嶋がタイトルロールを歌った『アルチーナ』が欧州放送連合より最優秀賞を受賞する。99 年にはダルムシュタット州立劇場にて『ランメルモールのルチア』の大役をこなし、オペラ誌「オーパンヴェルト」の最優秀新人賞にノミネートされる。99 年よりウィーン・フォルクス・オーパーの専属歌手となりトップスターとして活躍。現在に至るまで、スイス、ドイツ、イタリア、オランダ、デンマーク、フランス、スペイン、スウェーデン、オーストラリア、アメリカの劇場や音楽祭に活躍の場を広げる日本を代表する国際的な日本人ソプラノ歌手である。
日本本格デビューは、99 年シャルル・デュトワ指揮 / NHK 交響楽団のフォーレ「レクイエム」。その後 NHK ニューイヤーオペラコンサート、NHK 総合番組「名曲アルバム」出演などのテレビ出演、国内の多くの交響楽団の客演、多くのオペラ出演をこなす。2013 年に現在の一般財団法人群馬オペラアカデミー「農楽塾 (のうらじゅく)」を成立。海外の著名な指導者達と共に次世代の育成に力を入れる。2012 年からは脚本、演出、企画プロデュースも手掛け、2017 年にはスイスのシオン音楽祭にて舞台作品『夢幻能: 月に憑かれたピエロ』をプロデュース&主演、2019 年には笠松泰洋作曲オペラ「人魚姫」の海外初公演をウィーンのダス・オフシアターにてプロデュース&演出する。
第 14 回「出光音楽賞」受賞。AMATI 所属アーティスト。ウィーン市立音楽芸術大学(MUK)舞台芸術学部声楽/オペラ科独唱専攻教授。2020 年よりウィーン墺日協会音楽監督。一般財団法人群馬オペラアカデミー「農楽塾(のうらじゅく)」総監督。ぐんま観光特使。
-ホームページ: www.akikonakajima.org
-所属事務所 AMATI: www.amati-tokyo.com
-農楽塾オフィシャルサイト: www.nourajuku.com
-YouTube チャンネル: Angel Seraphim