1975年にピアニストとしてデビューし、国際的に活躍する傍ら指揮活動を行い、1998年にオックスフォード・フィルハーモニー交響楽団を創設、以来25年の長きにわたり音楽監督を務めている。在任中はオックスフォード大学との関係構築にも力を注ぎ、同大学音楽科の特別研究員にも選ばれる。2014年にはオックスフォードでの音楽を通じた貢献が評価されて英国女王から大英帝国勲章を受章した。
これまでにフィルハーモニア管弦楽団やヨーロッパ室内管弦楽団、ロイヤル・フィル、ロンドン・フィル等に客演、アシュケナージ、ムター、ジャニーヌ・ヤンセン、メナヘム・プレスラー、ルネ・フレミング、ランラン等一流の演奏家との共演を重ねてきた。リーズ国際ピアノコンクールやヴィエニアフスキ国際ヴァイオリンコンクールの審査員を務めるほか、若い才能を発掘し紹介する機会としてオックスフォード・ピアノフェスティバルを定期的に開催している。