1986年チャイコフスキー国際コンクールに優勝して以来、国際的な演奏活動を繰り広げている。1999年には南北アイルランド出身の演奏家で構成される室内合奏団「カメラータ・アイルランド」を結成し、芸術監督を務めている。これまで、ロンドン響、BBC響、ボルティモア響、ヘルシンキ・フィル、ドレスデン・フィル、ハレ管、ベルリン放送響などと共演。フランス、アイルランド、イギリス、アメリカ、ドイツ、ロシアでは定期的にリサイタルに出演している。最近は指揮者(弾き振り) としての評価も高まっており、アカデミー室内管、インディアナポリス響、バンクーバー響、モスクワ・フィルなどとの共演はいずれも絶賛を博す。録音では『チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番』(レナード・スラットキ指揮ロンドン・フィル)、『ラフマニノフ協奏曲第1・第3番(エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮ロシア・ナショナル管)』等がSony/BMGからリリースされている。また、カメラータ・アイルランドとは3年間にわたりベートーヴェンの演奏会を録音している。レーガー:コンチェルトとシュトラウス:ブルレスケ(マレク・ヤノフスキ指揮フランス放送フィル)を収めたCDはディアパソン誌にて金賞を獲得した。 2002年、大英帝国勲章(OBE)を受賞。