佐渡・鬼太鼓座、鼓童の創設に関わり、通算11年間活動。1982年ソロ活動を開始。初の和太鼓ソリストとして、大太鼓ソロ奏法や太鼓群を用いた独奏法の創作、舞台作品の創作、演出、ジャンルを超えた世界のアーティストとの舞台創作やカーネギーホール出演、ベルリンフィルとの共演等、国内外のオーケストラからのソリストとしての招聘など、前例のない”太鼓音楽“の表現を築き、欧米を始め54カ国におよぶ海外公演で独自のコンサート・ツアーなど実施。太鼓によるまったく新しい音楽的舞台表現は日本発のワールドミュージック”TAIKO“として世界に広がり、絶大な人気を博す。
外務省・国際交流基金・文化庁などから国際友好・交流年には、日本の太鼓音楽、文化紹介のための大型派遣にも数多く貢献している。’14年文化庁文化交流使任命、近年では2018年「日加修好90周年記念カナダツアー」。同年、パリの日本博「ジャポニスム2018」フィルハーモニー・ド・パリ公演はソールドアウトで大成功となった。また、東京五輪・パラリンピック競技大会組織委員会主催「NIPPONフェスティバル」公式映像での音楽、’20年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」テーマ曲、劇中曲でのソリスト参加や、権代敦彦、藤倉大など現代曲の新作初演も多い。’21年は演奏活動50周年、’22年は独奏40周年を迎え、サントリーホールで二年連続の記念公演「絶世の未来へ」2部作を開催。コロナ禍の中、来場した満員の聴衆に多くの感動を与えた。
著書に、増補新装版「あしたの太鼓打ちへ」(羽鳥書店)、書き下ろし自伝「太鼓日月〜独走の軌跡」(講談社)、その他雑誌等に原稿掲載多数。過去に三重大学、洗足学園音楽大学、東京藝術大学の客員教授や筑波大学大学院の非常勤講師を務める。
’97年芸術選奨文部大臣賞、’01年日本伝統文化振興賞、’17年松尾芸能賞大賞、’22年第32回福岡アジア文化賞大賞等受賞。’22年秋の叙勲において旭日小綬章受章。http://www.eitetsu.net/