[ジャズ]Terumasa Hino日野 皓正
1942年、10月25日東京生まれ。タップダンサー兼トランペッターであった父親より、4歳からタップダンス、9歳からトランペットを学び始め、13歳の頃には米軍キャンプのダンスバンドで活動を始める。 1964年、白木秀雄クインテットに参加、翌年のベルリン ジャズ フェスティバルに出演し喝采を浴びる。 1967年、初リーダーアルバム『アローン・アローン・アンド・アローン』をリリース。 1968年、伝説のグループ、菊地雅章との双頭ユニット日野=菊地クインテットを結成、録音。 1969年、『ハイノロジー』をリリース後、マスコミに“ ヒノテル・ブーム” と騒がれるほどの絶大な注 目を集める。
1972年、ニューポート ジャズ フェスティバル出演。 1975年、N.Y.に渡り居を構え、ジャッキー・マクリーン、ギル・エバンス、ホレス・シルバー、ラ リー・コリエルなどと活動を重ねる。 1979年、『シティー・コネクション』、1981年『ダブル・レインボー』とたて続けに大ヒットアルバ ムをリリース。
1982年、『ピラミッド』をリリースし、武道館を含む全国ツアーを行う。
1984年、ロサンゼルス オリンピック アートフェスティバルに出演。 1989年、ジャズの名門レーベル“ ブルーノート” と日本人初の契約アーティストとなり、第1弾アルバ ム『ブルーストラック』は、日本はもとより、アメリカでも大好評を博す。 1990年以降、自身の夢である「アジアを1つに」という願いを込め、アジア各国を渡り歩き、探し集めた ミュージシャンと結成した《日野皓正&ASIAN JAZZ ALLSTARS》で、1995~96年 に北米-アジアツアーを行う。 1995年、日野=菊地クインテットによる『アコースティック・ブギ』《日本ジャズディスク大賞 金賞 受賞》をリリースし、マウント フジ ジャズ フェスティバルの出演他、ブルーノート・ツアーを行う。 1997年、台湾での「第16回国際芸術祭」、シドニーでの「日豪友好100周年記念コンサート」に出演。 2000年、大阪音楽大学短期大学部客員教授就任。 2001年、インド、パキスタンにて公演の他、西インド地震災害チャリティコンサート、そしてカンボジ アでは子供たちのためのチャリティコンサートを行う。アルバムは『D・N・A』をリリースし、全国ツア ーを行う。この「D・N・A」プロジェクトは芸術選奨文部科学大臣賞(大衆芸能部門)受賞。 2004年、紫綬褒章受章。また約20年ぶりに映画音楽を手掛け、サウンドトラックは文化庁芸術祭 レ コード部門 優秀賞、毎日映画コンクール 音楽賞受賞。《映画:透光の樹》
2007年、盟友 菊地雅章(pf)との、日野=菊地クインテット『カウンターカレント』、デュオ・アルバム 『エッジス』を発売。 《エッジスは日本ジャズディスク大賞 銀賞受賞作品》 2010年、尚美学園大学客員教授就任。
2013年、dj honda、次男 日野 JINO 賢二を迎えたユニット「日野皓正 h factor」にてライブを行う 他、同ユニットにてアルバム『Unity ‒ h factor -』を発売。
2019年、春の叙勲 旭日小綬章受章。12 月ニューアルバム『ビヨンド・ザ・ミラージ』を発売。 また近年はチャリティー活動や後進の指導にも情熱を注ぎ、個展や画集の出版など絵画の分野でも活躍が著 しい。唯一無二のオリジナリティと芸術性の高さを誇る日本を代表する国際的アーティストである。
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