林英哲の弟子ユニット。1995年結成。「風雲の会」とは熟語の「英主と賢臣とが出会うこと、志を遂げる好機」から採ったもので、プロ活動を志す若手奏者の育成とその活躍の場を提供する目的で結成。林英哲作曲の13名の大太鼓のみによる初作品<大太鼓合奏曲「七星」>演奏のために全国の若手太鼓打ちからオーディションによって選ばれたのが切っ掛けで「英哲風雲の会」が結成され、以後本作品を始め、林英哲コンサートメンバーとして多くの舞台作品に参加。海外ツアーや、オーケストラ、邦楽、邦舞、歌舞伎、ジャズなど、多様な場での経験を元に、各自が独自のソロ活動を展開している。 近年では「英哲風雲の会」単独の公演を国内外で展開。2012年には国立劇場主催『日本の太鼓』公演では、林英哲監修『光の群像』と題し、メンバー創作曲を中心にトリを務めた。また、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」劇中の合戦シーンでの陣太鼓の作調、出演も果たし話題を呼ぶ。音楽経験を積んだプロの打ち手として、その圧倒的なパフォーマンスは海外でも大反響を呼んでいる。 今回のコンサートではメンバーの中から、上田秀一郎、はせみきた、田代誠、辻祐の4名が出演する。