チェコを代表するテノール歌手であるトーマス・チェルニーは、2009年ヨーロッパ・オペラハウス・オブザイヤーを受賞後、ニュルンベルク州立劇場およびチューリッヒ歌劇場でのドヴォルザーク《ルサルカ》の王子、バーゼル歌劇場でのヤナーチェク《カーチャ・カバノヴァ》のチホン等をはじめヨーロッパの主要歌劇場に数多く出演している。チェコ国外においてトーマス・チェルニーはチェコ、特にドヴォルザークのコンサート・レパートリーの専門家とみなされている。2000年レハール《微笑みの国》のスー・チョン殿下でタリア賞(国際演劇評論家協会)を受賞。チェコ・フィルハーモニー管弦楽団等、主要なオーケストラと多数共演している。