中央大学文学部卒。東京芸術大学声楽科および同大学院修了。芸大定期公演でブリテンの「戦争レクイエム」のソリストを務めて以来、毎年「第九」「メサイア」、バッハ「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」幾多の「カンタータ」、モーツァルト、フォーレなどの「レクイエム」「ミサ曲」等の宗教曲のソリストを数多く務めている。オペラでは「フィガロの結婚」伯爵、「魔笛」弁者、パパゲーノ、「椿姫」ジェルモンを始め主要作品の重要な役を始め、日本初演作品でも「ロメオとジュリエット」(グノー作曲)キャプレ役、メルキュシオ役(再演)、97年99年新国立劇場での「ハムレット」(トマ作曲)タイトルロ-ル、2001年「王国の一日」(ヴェルディ作曲)、2005年同新国立劇場でのマルシュナー「ヴァンパイア」ルートヒェン役、2009年シェークスピア原作「じゃじゃ馬ならし」(H.ゲッツ作曲)の作品でそれぞれ主役を務めている。また、2008年2月オペラ彩主催によるヴェルディ作曲の「ナブッコ」ではタイトルロールのナブッコ役を演じ、同作品は三菱UFJ信託音楽奨励賞を受賞している。2009年 マスネ作曲「マノンの肖像」のデグリュー役はあたり役と評された。2010年「ゼッキンゲンのトランペット吹き」のコンラディーン役、2013年9月にはヴェルディ作曲「マクベス」でタイトルロールを演じ好評を博した。また作曲活動として歌曲集、合唱曲集、教会賛美集などもある。東洋英和女学院大学 桐朋短期芸術短期大学 捜真女学校講師。