1991年、北西ドイツのオスナブリュック生まれ。デトモルト音楽大学で名歌手ゲルヒルト・ロンベルガーに声楽を学び、同大学リート修士号及びカールスルーエ音楽大学オペラ修士号を取得。また、ボー・スコウフス、トーマス・クヴァストホフ、ユリア・ヴァラディ、ブリギッテ・ファスベンダー、白井光子等のマスタークラスに参加する。2019年リヨン国際室内楽コンクール・モーツァルト賞、2020年フーゴー・ヴォルフ国際コンクール第1位各受賞。リヒャルト・ワーグナー協会及びユーディー・メニューイン財団奨学生。現在、リート、オラトリオ、カンタータ等の各分野で活発な活動を行っており、「ハイデルベルクの春」音楽祭、シュレスヴィッヒ・ホルシュタイン音楽祭、トブラッハのマーラー音楽週間、デトモルトのシューベルト音楽祭等にハルトムート・ヘル、ユストゥス・ツァイエン等の名ピアニストと参加する他、トン・コープマン指揮アムステルダム・バロック・オーケストラ、ルネ・ヤーコブス指揮フライブルク・バロック・オーケストラ等へ登場。一方、2018年、バーデン州立歌劇場の「ロメオとジュリエット」を歌ってオペラ・デビュー。引き続き「魔弾の射手」等へ出演している。豊かな音楽性を高く評価される若手バリトン歌手のホープ。