2011年ブザンソン国際指揮者コンクールに優勝して国際的注目を集める。翌年には、東京フィルハーモニー交響楽団定期演奏会を指揮して東京デビューを飾り、「鋭敏な色彩感覚の反映された名演」と評される。これまで、フランス国立ボルドー=アキテーヌ管弦楽団、イル・ド・フランス国立管弦楽団、ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団、ミュンスター交響楽団、サンクトペテルブルク交響楽団、ウィーン室内管弦楽団、チリ交響楽団などを指揮。
国内では、東京都交響楽団、読売日本交響楽団、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、群馬交響楽団、広島交響楽団、九州交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢などに客演。2013年、ミュンスター歌劇場でオペラ・デビュー。同年3月には、小澤征爾氏の強い推挙を受けて小澤征爾音楽塾オーケストラを指揮して好評を博した。2021年は紀尾井ホール室内管弦楽団、愛知室内管弦楽団にデビュー。
東京生まれ。6歳よりピアノを、14歳より指揮の勉強を始める。これまでに小澤征爾、佐藤功太郎、レオポルト・ハーガー、ヨルマ・パヌラ、ジャンルイジ・ジェルメッティ、エルヴィン・アッツェル、イザーク・カラブチェフスキー、湯浅勇治の各氏に師事。2001年東京藝術大学楽理科を、2009年ウィーン国立音楽大学指揮科を首席で卒業。次いで2011年同音大劇場音楽科特別課程を修了。2016年より3年間札幌交響楽団指揮者を務めた。今後、国内外でのさらなる活躍が期待されている。