1946年「東宝交響楽団」として創立。1951年に「東京交響楽団」に改称し現在に至る。歴代の指揮者陣には、往年の名指揮者アルヴィド・ヤンソンス、近衛秀麿や上田仁らが名を連ね、外来音楽家が珍しかった1950年代から世界的な演奏家と数多く共演する。指揮者ではマゼール、ヨッフム、フルネ、カザルス、独奏者ではバックハウス、オイストラフ、ケンプ、ロストロポーヴィチらを迎え、聴衆を魅了してきた。これまでに文部大臣賞、京都音楽賞大賞、文化庁芸術作品賞、モービル音楽賞、サントリー音楽賞、川崎市文化賞など日本の主要な音楽賞の殆どを受賞。2004年からは川崎市のフランチャイズオーケストラとして定期演奏会や特別演奏会、音楽鑑賞教室や市内施設への巡回公演などのコミュニティ活動を実施している。2013年に川崎市文化賞を受賞。また、新潟市では1999年より準フランチャイズ契約のもと、定期演奏会や「わくわくキッズコンサート」、学校や病院で室内楽演奏を行い、東京都八王子市では2013年度より(公財)八王子市学園都市文化ふれあい財団と提携し、コンサートやアウトリーチなどを積極的に展開している。これら地域に密着した活動の一方で、海外においてもウィーン・楽友協会での公演(2016年)、日中平和友好条約締結40周年記念公演(2018年)等これまで58都市78公演を行い、国際交流の実を挙げてきた。2012年9月には、理事長に(株)エイチ・アイ・エス会長の澤田秀雄を迎え、横川端会長、依田巽、平澤創両副理事長での体制に移行した。第3代音楽監督にジョナサン・ノット、桂冠指揮者に秋山和慶、ユベール・スダーン、名誉客演指揮者に大友直人、特別客演指揮者に飯森範親を擁する。